10月。外を吹く風もずいぶん肌寒く、秋らしくなってまいりました。
みなさんこんばんは。特別ナショナルトレセンマネージャーのです。
今回はハロウィンということで、皆さんにお菓子をもらって回りたいと思います。
どんなお菓子がもらえるかな〜♪
Trick or Treat‐お菓子をくれてもいたずらするぞ☆‐
最初の部屋はここ。東海選抜のお部屋です。
東海選抜といえば、今対抗試合において最も優勝に近いチームとされているところ。正規の対抗試合では一回戦で惜しくも敗退してしまいましたが、この特別ナショナルトレセンではどうなるかわかりません。
とても興味深いチームですね。そんな東海選抜のみなさんに、早速お菓子をもらいに行きましょう♪
「はい」
「Trick or Treat!!」
「・・・・・・」
あれ?反応ナシですか。もしかして、私呆れられてます?かるくショックですね;まぁ、気を取り直して本来の目的を果たしましょうか!
「、だよな?」
「はい!ですv」
「いつから魔女になったんだ?」
「今日からです。っていうか、今日限定?みたいな。ハロウィンですからね」
「あ、今日ハロウィンか!それじゃあ俺もお菓子あげたほうがいいよな」
「ぜひそうしてください♪」
最初は山口圭介くんです。U−15の最高MFと名高い彼はどんなお菓子をくれるんでしょうか。
大体予想はつきますね。ケースケ君のことはしっかりリサーチ済みですから♪きっと白い恋○ですよ。あ〜早く食べたいですv
「ちょっと待ってな。確かまだ残ってたと思うから」
残ってたってことは、やっぱり白い恋○ですね!滑り出し順調です!
しばらくして、ケースケ君が戻ってきました。その手にはやっぱり白い恋○が握られています。
「お待たせ。はい、コレ」
「ありがとうございます!私白い恋○食べたことなくて!」
「は?白い恋○?」
「はい!もう楽しみで楽しみで・・・・って、コレは?」
ケースケ君が渡してくれたのは、白い箱のチョコレート。ですが、その商品名には『謎の恋人』と書かれていました。
謎・・・?謎ってなんですか、謎って。何が解き明かされていないんですか?白くはないんですか!?
「あのぉ・・・白い奴では?」
「ホントは白い恋○あげようと思ったんだけど、全部なくなっちゃってさ。代わりにそれ、最近出た新商品なんだって」
「そ、そうですか;」
新商品なら大丈夫でしょうかね、味のほうは。こんなネーミングで果たして本当に売れているんでしょうか。
とにかく、せっかくケースケ君がくれたものですし食べてみましょう。きっと彼ならおいしいものを選ぶはずですからね。
「いただきます・・・・・・・・・・・・・・・!?」
こ、これは・・・何味っていうんでしょう!?まるでわさびとからしとグレープフルーツとオレンジと和風味噌汁とから揚げとチョコレートが混ざったような味・・・。ただ一つ言えることは、不味い!ということだけです;
「ケ、ケースケ君・・・このお菓子・・・は・・・・?」
「いろんな味をミックスした新感覚のお菓子なんだって。だから謎の恋人」
こんなありえない新感覚なんて私はいりません!(泣)謎の名は伊達じゃありませんでした・・。
こ、このままじゃ東海選抜のハロウィンは謎の恋人だけで終わってしまいます!他の方にも何かもらわなくては!
「あの、ケースケ君。他の方にも何かいただきたいんですけど」
「あぁわかった。呼んでくるよ」
人にあんなもの食べさせた後だっていうのに、なんでそんなに爽やかスマイル炸裂なんですか・・・;
おや、次のターゲット(違)は横山平馬くんですね♪さて、横山君ご推薦のお菓子は何でしょう?
「横山君!早速ですが、お菓子をくださいv」
「あ〜ハロウィンね。何が欲しい?」
「何って・・・何があるんですか?」
「何もない」
「じゃあ選べないじゃないですか!」(怒)
よくわからない会話ですね・・・。なんでもいいんで、もらえるだけもらいましょう。
「なんかないですか?何でもいいんですけど」
「ん〜・・あ、一個だけある」
「ホントですか!?じゃあそれくださいv」
また部屋の中に入ってしまった平馬くん。今度こそ、おいしいお菓子を期待します♪
「はい」
「どうもですvv」
これは、はじめてみるお菓子ですね。見た目はお饅頭のようですが、全体的に黒いです。
「何ですか?これ」
「まぁ、食ってみな」
その言葉を信じて、ぱくっと一口でいきました。が!
「のうぁああんなぁあ!?!!?!?!」(謎)
「美味いだろ」
全くおいしくありませんよ!!炭っぽいです;あ、この黒いのはもしかして炭ですか!?
「新発売の炭饅頭。特産だってさ」
どこの特産!?こんなクソ不味いもんを特産にしてちゃダメですよ!
「なんで言ってくれなかったんですか〜;」
「言ったら、食べないだろ」
確信犯かよ。全ては狙ってたんですね。この反応を・・・。まんまと騙されました(泣)
もういいです。これ以上ここにいると、私の命が危ないのでさっさと次に行きましょう。っとその前に・・・。
「お二人とも。これ、ささやかなプレゼントです」
「お、からもお菓子もらえんのか?」
「サンキュ」
「いえ、どういたしまして。それじゃ、また後で」
目には目をお菓子にはお菓子を。私の仕返しは半端ないですよ・・・(ニヤニヤ)
お次の部屋は関西選抜ですか。いいですねぇ、関西。人情溢れるお菓子が期待できそうです♪
なんてったって、食い倒れの街ですから!さっそくLet‘s GO!!
「はい、どちらさん?」
「Trick or Treat!!」
「おぉ、なんややないか!今日もかわええな〜v」
「相変わらずお世辞がお上手ですね、シゲさんv」
「お世辞とちゃうって。ホンマのことやでvそいで、今日はハロウィンかいな?」
「さすが察しがいい!その通りですvお菓子くださいな♪」
「おう、まかしとき!他の奴らも呼んでくるさかい、ちょお待っとってな〜」
シゲさん・・・あなたなんていい人なんですか!あなたのようなエンターティナーだったら、絶対芸能界でもやっていけます!さすがは人情生まれですね。
「連れてきたで」
「うわぁホンマに魔女がおったわ!ちゃん、ごっつかわええな〜」
「こんばんは、ノリックv順調に癒し系の道を歩んでいるみたいで、なによりです」
「僕癒し系とちゃうで〜癒し系グッズや」
「人間とちゃうんかいな!」ビシっ
おぉ〜生漫才!はじめてみました。しかも目の前で!関西の人は毎日こんなに楽しい会話を繰り広げてらっしゃるんですかね。
「そや、お菓子やったな。」
そうでした。私としたことが、忘れてましたよ。
シゲさんがくれたのは、一本のコーラでした。
「ごめんなぁ、コーラしか持ってなかったんや」
「全然いいですよv斬新でおもしろいです」
ハロウィンにコーラっていうのも変ですけど、さっきみたいに変なお菓子もらうよりは100倍マシです。
コーラ好きですしね。口直しに飲んでみましょうv
シュパ!ゴクゴクゴクゴク・・・・・・ブハァッ!?
「シ、シゲさん!?これコーラじゃ・・・・」
「ただのコーラじゃ味気ない思てな。昨日買った新コーラやv」
新コーラ・・・この味はまさしくもんじゃ焼き!もんじゃ焼き味のコーラってどんな新商品ですか!?
「こんなん人間の飲むもんじゃないですよ!?」
「そうなん?よかったわ〜飲まんで。、おおきにv」
待てコラ。危ないと思いつつ、わざと飲ませたんですか。シゲさんも確信犯なんですね・・・。
いつも一生懸命マネージャーの仕事やってるっていうのに、みなさん私が嫌いなんですか!?(泣)
「そない落ち込まんと、僕からのお菓子で元気だし〜」
「ノリック・・・・」
いい人はまだ残っていました。そう、選抜でも1、2を争う癒し系。吉田光徳。その人です。
その癒し笑顔を見たら、現代人の疲れなんて一発で取れますよ。ホントに。
是非私の家にも一人ほしいです・・・!
「ノリックのお菓子は何ですか?」
「僕のは売れ筋やで〜」
よかった。これでまた新商品とか出されたら、どうしようかと思いましたよ。とりあえず売れているものなら、味は悪くないですね。一安心です。
とはいえ、ノリックが差し出したのはみたこともないスナック菓子。世の中には私の知らないスナック菓子がたくさんあるんですねぇ・・・。
「僕の一押しやねんv食べてみて」
「はい!喜んでいただきますね」
どんだけおいしいお菓子なんでしょうね〜♪・・・・・・・・・・・・・・・・・・どわぁ!?!?!?!??!
「べ、紅しょうがが・・・・・・・・紅しょう、が・・・・」
「!?どないしたんや!?」
「紅しょうが、が・・・芋とダンスを・・・」
「あかん。壊れてもうた;」
紅しょうが。紅しょうが味のチップス。ありえねぇ・・・。だいたい、ノリック。紅しょうが嫌いなんじゃないんですか・・・?
「お前なんで紅しょうが味のチップスなんて持ってんねん」
「ホンマは梅味チップスゆうんを買おうとしたんやけど、間違うてしまってん」
「なら、さっきの一押し言うのも嘘かいな。悪いやっちゃな〜」
「なにゆうてんねん、藤村。アレは嘘やのうて、冗談っていうねん♪」
冗談ですまされるかドアホぉ!!その所為でこっちは命の危険にさらされたんじゃボケェ!!
三途の川が見えてしまいましたよ・・・。向こうで死んだおばあちゃんが手を振ってましたからね。危ない危ない;
どいつもこいつもどうやら私を死なせたいようですね。でもそうはいきませんよ。この人たちにも素敵なプレゼントをあげましょう・・・。
「私はこの辺で失礼します・・・うぇ;」
「おう、またな〜」
「気をつけて帰りぃ〜」
はい。あなた方こそ、お気をつけて・・・。
ハロウィンって、かなり体力と気力を使うんですね;ハァ疲れた。
それでは、みなさま。よいハロウィンを!
‐おまけ‐
圭介「平馬、さっそくからもらったお菓子食べてみようぜ」
平馬「あぁ。何もらったんだ?」
圭介「なんかクッキーみたいだけど」
平馬「手作りか?なんか、変な形してるな」
圭介「まぁ、とりあえず食べてみっか!」
平馬「そうだな」
翌日。東海選抜のグラウンドに二人の姿はありませんでした。
シゲ「の魔女可愛かったなぁ〜v」
光徳「ホンマや!ところで、そろそろ風呂行く時間とちゃう?」
シゲ「そうやった。ほな行こか」
カチっ!
光徳「え?カチって・・・」
ボーン!!!!
シゲ「や、やられて・・・もうた、わ・・・・」
光徳「地雷、か・・・」
真っ黒こげの二人に合掌。