あんなに愛し合っていたのに


あんなに一緒にいたのに


あなたは突然


私の前から姿を消した


それがどういう意味なのか


どうしてそうなったのかなんて


弱い私に分かるはずもなく


ただその時は


ただ ただ


泣くしかなかった


泣いて 泣いて 泣いて


このまま涙なんて枯れてしまえばいいと


このまま深い眠りに落ちて


そのまま目覚めなければいいと


ただ漠然と


そう思っていた


ふとした瞬間に蘇る記憶


笑いあった過去の自分が


今は胸を締め付ける


どうして?


ねぇ どうして?


私は貴方が好きだった


今でもこんなに好きなのに


気付いて


気付いて お願い


もう貴方しか居場所がないの


家にも 学校にも


居場所なんてどこにもない


ただ貴方だけが頼りだった


貴方だけが救いだった


貴方がいればなにもいらない


そう思えたのに


ならない電話を待ちながら


打てないメールを消しながら


それでもメモリには


今でも しっかり


貴方の名前が刻まれている


それを消せない自分が悔しくて


情けなくて


弱くて


憎くて


どうしようもないくらい


悲しい


哀れ


いっそこの身を投げ打てば


貴方も気付いてくれるだろうか


私がこんなにも


貴方を愛していたことを


他の人になんて行かないで


まだ約束が残ってるじゃない


叶わぬ約束


いろんなものを見せてくれると


いろんなところへ連れて行ってくれると


貴方は確かにそう言ったのに


約束を破った貴方


今頃はほかの誰かと


私じゃない誰かと


手を取り


並んで歩いて


笑いあっているのでしょう


さようなら












夢 の 最 果 て












幸せが崩れる音がした


それはとても


綺麗な音だった





















貴方のお好きなキャラにかぶせてご鑑賞くだされば幸いです

またも実体験

これで何度目なんでしょうね・・・;

花月